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親にお金を借りると贈与税がとられる!?親からの借金の注意点

 

お金に困ったときに頼りになるのが、親などの身内の存在です。親からの借金であれば利息がかかることはありませんし、消費者金融や銀行のカードローンでお金を借りるよりも負担が小さく済みます。また親からの借金に対して返済期限を細かく設定していない人もいるでしょう。

 

しかしそうした親からの借金が、税務署の判断で「贈与」とみなされ、贈与税がかかってしまうこともあります。

 

贈与税がかかると金額によっては高額な納税が必要になります。贈与税がかからないようにするためには、いくつか取り決めをしておき、「贈与」ではないということを明確化しておく必要があります。

 

親からの借金に税金!?

身内同士でお金の貸し借りをしている場合、借用書もなく口約束だけで取り交わされていることも珍しくないでしょう。特に子供がする親からの借金では、出世払いで良い、余裕があるときで良い、と考えている親も少なくなく、こうした事柄が税務署によって、お金をあげた、「生前贈与」として判断されることがあるのです。

 

まず親からの借金で多いのが、生活費の援助です。こうした少額の貸し借りでは贈与として判断されたとしても、課税対象になることはありません。しかし高額な親からの借金には注意が必要です。

 

例えば結婚式や車を購入する資金、住宅を購入する資金として借りる場合、返済に関する取り決めや金利を決めておかないと、贈与であると判断されてしまうことがあるのです。住宅の購入資金としては1000万円を超える借り入れをする人もいます。1000万円が課税対象となってしまえば、かなり高額な税金を請求されることになってしまいます。

 

税務署が判断して贈与が疑われないようにしておかなくてはなりません。ただしこうした親からの借金でも、扶養義務者から与えられる生活費や学費は例外とされています。しかし渡し方が、1年分まとめてだったり、あまりにも生活費以上の高額な金額がやり取りされていると、贈与税がかかるケースもあります。親からの借金では渡し方にも注意をしなくてはなりません。

 

贈与税は贈与の金額が110万円を超えると発生します。

 

200万円以下では10%、400万円以下では15%、600万円以下では20%、1000万円以下では30%、1500万円以下では40%と増えていき、4500万円以上にもなると55%も贈与税で持っていかれてしまいます。

 

親からの借金でこのような高額な借り入れをすることは難しいかもしれませんが、贈与税を請求された場合に大きな出費になってしまいますので、親からの借金があくまでも「借金」であり、「贈与」には当たらないという証拠を残しておくことが必要となります。

 

また、住宅購入資金で親からの借金が贈与として判断された場合は、贈与非課税枠が増えますので、通常の贈与よりも税金は低くなります。日本は消費税率が5%から8%に上がりましたが、増税される住宅と増税されない住宅によって非課税枠は異なります。また、契約時期が早ければ早いほど非課税枠が大きくなっていますので、もし親からの借金で家を購入する場合は、早くに契約を行ったほうが税金の負担が少なくなるでしょう。

 

購入する住宅が一定基準を満たすものの場合はさらに非課税枠は増え、贈与税の負担は小さくすることができます。熱等性能等級4、または一次エネルギー消費等級4のものや、耐震等級が2以上、もしくは免震住宅、高齢者等配慮対策等級3以上のものは一定基準を満たしたものとして優遇されるようになっています。

 

親からの借金にかかる金利

親からの借金で金利!?と思う人もいるかもしれませんが、贈与として判断されて贈与税を請求されないために、金利を設定しておくことは大切です。極端に低い金利や無利子の場合は贈与として判断されてしまう可能性が高まります。

 

返済期限もなく、利子も発生しないような親からの借金は贈与と疑われても仕方のないことで、借金であることを明確化するためには返済期限や金利の設定が必要なのです。また、あまりに低金利の場合も利息分が贈与として判断されてしまうことがあります。これは借主は利子分の金額を一般のカードローンなどから借りる場合と比較して得をしていると考えられるためです。

 

利息が110万円を超えるような借り入れは、相当な親からの借金となりますので、税務署としては借入額に対して贈与税を請求したいところですが、対策を講じた結果、親からの借金に対して贈与税の請求ができない場合は利息分に請求をかけてくる可能性もあるのです。

 

親からの借金に対して設定する金利は低金利で問題ありませんが、最低でも1%以上にしておくと良いでしょう。企業が福利厚生の一環として社員に貸し出しをする社内融資でも年利は1%程度です。金利の設定は親との話し合いで決定すれば問題ありませんが、他のローン商品の金利などを参考にするのも良いかもしれません。

 

ただしこうした親からの借金で贈与になるケースは、高額な借金の場合のみです。そもそも非課税枠である110万円に満たない貸し出しの場合は問題になりません。また、贈与税が発生するのは年単位の贈与ですので、今年110万円、来年110万円、再来年110万円など、長い期間をかけて借入額が増えるような場合でも問題になりません

 

ただしこうした借り方をする場合は贈与税が発生する可能性があることを親にも説明をし、分割して借りることを許可してもらわなくてはなりません。

 

理由もなく毎年のように親からの借金が増えることは、親としても不信感を抱いてしまう原因にもなりますし、信頼関係が崩れてしまうことにもなります。少額の親からの借金でも、もしもの場合に備えて借用書を用意しておいたほうが良いでしょう。また、借用書には金利の設定を記入しておきますが、無利子にしたい場合は「無利子」と書いておきましょう。

 

こうした判断は税務署によって異なりますし、お金の受け渡し方法によっても税務署が目を付けるかどうか変わってきます。特に銀行を利用した「振込」では、銀行がお金の流れを税務署に申告しているため、高額な貸し借りが目に留まる可能性があります。

 

手渡しであればそうした電子的な記録が残りませんので、税務署に目を付けられる可能性は低くなります。

 

ただし仮に贈与として判断された場合でも非課税枠であることを記録に残すために、あえて銀行の振込を利用するという手段もあります

 

親からお金を借りた理由を紹介

親からの借金の理由は様々です。日々の生活が苦しくなってしまったためによる援助を求めるケースが多くありますが、他には急な冠婚葬祭、けがや病気による入院費用、起業のための資金、住宅購入資金などさまざまあります。単純に親から現金を借りるだけでなく、親の信用力を借りている人もいます。

 

若い人よりも長い間働いて収入も増えている親のほうが、信用力が高いケースがありますので、銀行の低金利のローンや事業向けのローンなど、一般に審査が厳しいといわれている融資に、代わりに申し込みをしてもらうのです。こうして借りた資金を事業や住宅の購入に利用している人もいます。特に最初に投資が必要になるような事業では、自分の信用だけで会社を作れるほど金融機関は簡単に融資をしてくれません。

 

また、最近増えてきているのが、母子家庭や複数の子供を養っている人が生活のために借りたり、借りていたカードローンの返済のために親から借金をするというケースです。カードローンの借り入れは金利が高いものも多く、一度借りてしまうとなかなか完済が難しくなってしまうこともあります。長期間カードローンを利用しているとそれだけで相当な利息になってしまい、生活には大きな負担となってしまうことがあります。

 

特にそうした膨らむ利息に悩む人は、いろいろな会社のカードローンを利用していることもあり、ばらばらの契約のカードローンは金利が高くなりがちです。そうしたときにカードローンの借り入れを一度返済するために、親から借りている人もいるのです。カードローンは最大で20%の金利となりますが、高金利で借りている人の多くは18%のものが多くなります。

 

200万円借りていたら、年間で30万円以上利息の支払いで消えてしまいます。人によってはこの金額は1か月分の給料に相当しますので、こうしたカードローンの負担を解消するだけでも生活への負担は小さくなります。転職や退職で収入が減ってしまった場合に頼ることもあります。特にこうした親へ助けを求める人の多くは、実家暮らしではなく単身で生活している人に多くいます。

 

金額的に見れば住宅購入資金が圧倒的に高くなりますし、結婚資金や出産費用など家族の幸せにつながるような出費の場合は、親も進んで援助を申し出てくれることもあります。

 

お金を借りる場合はだいたいどのくらいの金額がいつまでに必要になるのかはっきりさせておくことも大切です。何度も振込をしてもらうと、それだけ手間になってしまったり手数料が発生することもありますし、高額な借金ともなればお金を用意するのにも時間がかかります。親はお金を貸してくれる身近な存在ですが、お金を貸してくれるのは信頼関係があるからです。いくら家族といえど信頼を崩してしまうようなお金の借り方だけは避けなくてはなりません

 

親にお金を借りるときどんな言い訳が効果的?

親からお金を借りる時の理由はさまざまですが、正直に言うかどうか悩む人もいます。余計な心配をかけたくないという思いからだったり、お金が必要な理由に後ろめたさを感じていることがあるためです。住宅購入資金や子供を育てる資金の場合は、親のほうでもそもそも貸し出すつもりで貯金をしているというケースがあります。

 

そうした前向きな借金は正直に言いやすいのですが、お金を借りる理由が浪費によって生活費が足りなくなったなど、マイナスなイメージを持たれてしまうと、怒られてしまうこともあります。特に浪費で借りた場合、次はないと考えておいたほうが良いでしょう。

 

最初は助けてくれるかもしれませんが、そう何度も同じことを繰り返していては本人のためにもなりませんし、呆れてしまいます。

 

借金を頼むときの言い訳として多いのが、

  • 結婚式や葬式で急な出費が重なって生活が厳しい
  • 急な出費で貯金が底をついた
  • スキルアップのための資金が欲しい

などです。

 

急な出費とは具体的には何なのか、突っ込まれてしまう可能性もあります。スキルアップによって新しい仕事についたり、給料が上がる可能性があるような前向きな借金の場合、親も貸しやすくなります。

 

できるだけお金を借りるときはマイナスのイメージを持たれないように、前向きな方向性を示してあげると良いでしょう。ただしそうした言い訳が嘘だった場合で親にばれてしまうと怒らせる羽目になります。どうせ怒られるのであれば、最初からすべて正直に話してお金を借りるようにしましょう。嘘がバレれば無駄に信用を失うだけです。カードローンやクレジットカードの審査でもそうですが、お金を貸すかどうかは信用が重要です。

 

信用を失うだけでそれだけお金を貸す気はなくなってしまいます。親からお金を借りる場合で一番良いのは、やはり嘘も言い訳もせずに、素直に頼むことです。子供が困っていたら助けてあげたいと思うのが親心ですので、どのような理由があるにしても正直に相談するのが最もよいのです。

 

また、貸してもらえるようにするためには、返済の当てについて話しておくことも重要です。返すことができないのに借りてしまうと、また借りなくてはならない状況に陥ってしまう可能性があります。特に生活費が苦しいようなケースはすぐに状況が改善できないこともあります。そうした状況を親に話しておくことによって、子供が頼ってきたときに親のほうも対応がしやすくなりますし、金銭以外でも何か援助を受けることができることもあります。

 

お金はいろいろなものを購入することができる便利なものですが、例えば食料の援助など、金銭以外の援助も大切です。そうしたモノのやり取りは基本的には税金はかかりません。これは財産の贈与ではなく、生活に必要なもので社会通念上妥当であると認められるからです。

 

親から借金するときのまとめ

親から借金をする人の理由はさまざまあります。最初は親に頼らずに自分でクレジットカードやカードローンの契約を行って、自分の信用と資金だけで問題を解決しようとしている人もいます。しかしそうした借り入れは金額が大きくなってしまうと、自分の力だけではどうしようもなくなってしまうことがあるのです。そんな状態になってから親を頼れば「なんで今まで独りで悩んで頼ってくれなかったんだろう」という気持ちになってしまうこともあります。

 

親は最も身近な他人です。本当に困ったことがあった場合、自分の力だけでどうにかせずに親兄弟を頼ることも必要です。特に生活に関する借金はすぐに解決しないものも多いので、家族が一丸となって対策を考えることも大切でしょう。独り暮らしをしている人の場合、戻ってくるように勧められることもあるかもしれません。お金が足りない原因は何なのかをしっかりと考え、根本的な原因の対策を練ることも必要です。

 

収入が増やせるのであれば収入を増やすことも大切です。

 

借金をするのはお金が足りないからなわけですので、お金が増えれば借りなくても済むようになります。今の仕事だけでは生活がギリギリだと感じているのであれば、環境を変えたり職を変えたり、さまざまな対策を講じることはできます。

 

親から借金をしている場合、ある程度定期的に状況を説明することも必要です。特に住宅の購入や結婚式の費用など、目に見えるもの以外で借りているケースでは、親は状況が改善できているのか心配することもあります。

 

再びお金が必要になるようなことがないように、お金を貸したことで少しでも状況が改善方向に向かっているのか確認したくなるものなのです。親のほうからどうなったのか尋ねてくることもあるかもしれません。

 

困っているときにお金を借りることができると、それだけで安心してしまって「借金」をすることに対する感覚がマヒしてしまう人もいます。特にカードローンやクレジットカードで借金を繰り返していた人の中には、お金を借りる感覚がマヒしてしまっている人は多いのではないでしょうか。

 

感覚がマヒしてしまっていると、借金に対する後ろめたい気持ちが消え、助けてもらったことが当たり前のように感じてしまうこともあります。そういう人は親からの連絡が面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。

 

しかし親からそうした援助を受けることができる人は幸せ者です。世の中には親から援助を受けることが難しい人も存在していますので、困ったときに助けてくれる親がいるということは、とても幸せなことなのだと覚えておきましょう。

 

できれば借金をしなくて済むように、今一度収入と支出のバランスを見直したり、将来の計画を考え直してみることも大切です。将来大きな金額が必要になるのであれば、早い段階から自力でお金を貯めることができるよう、貯金の計画を立てることも大切なことです。